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イギリスに来て初めてのバレエ鑑賞をしてきました。

イギリスのバレエ事情はまったく知らなかったのですが、今回調べてみると国内には主要5つのバレエ団があり、そのうちロンドンには2つ。
コベントガーデンのロイヤルオペラハウスを拠点とする「Royal Ballet(RB)」と、ケンジントンガーデンズの南にリハーサルスタジオを持つ「English National Ballet(ENB)」。

RBはほとんどの国内公演をロイヤルオペラハウスで行うのに対し、ENBは春・夏・冬のロンドンシーズン以外は国内をツアーしているんだそうです。


バレエといえば、小学生くらいのときに「くるみ割り人形」を観たことがあるくらい。
全くの初心者なのですが、 ロンドンにいるからには色んな文化・芸術をかじっておこう!ということで今回ENBのバレエ鑑賞に行ってきました。
我が家、雑食です。


「ねぇねぇ、バレエ観ておこうよ~~」とせがむ私。
そんな私にに夫が選んだのはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」。
名作中の名作ですね。

romeo and juliet


とはいえ、読書家の夫とは違い古典文学に明るくない私…。
もちろん本を読んだことがないので、急いでストーリーの予習をして臨みます!


以下、ざっくりとしたストーリー

舞台は14世紀、イタリアの都市ヴェローナ。
抗争を繰り広げる両家の一人息子(ロミオ)と、もう一方の一人娘(ジュリエット)が恋に落ち、密かに結婚。
が、結婚の後ロミオは、ジュリエットの従兄弟を抗争の延長により殺してしまい、その土地から追放される。

追放されたロミオと生涯を共にしようと、ジュリエットは仮死状態になる薬を飲んで周囲に死んだように見せかけるが、その計画がロミオに伝わらず、仮死状態のジュリエットを見つけたロミオは毒を飲んで自殺。
仮死状態から目覚めたジュリエットもまた、隣で息絶えたロミオを見て短剣で自らを刺し自殺。。

この二人の若い死をもって、両家の抗争は終わる。


…といった話。
バレエの最後のシーンなんて、一人死に、二人死に、そして最後ジュリエットも死に…と、横たわる死体が三体。。
まさに悲劇。。


ストーリー自体は悲しいですが、ミュージカルやオペラとは違い、台詞の一切ないバレエならではの見応えがありました。
これくらいの予習度合いでも十分楽しめる!

そして聞き慣れたあのCMの曲も…

一気に親近感がわくこと間違いなし!
お父さん犬」っていう言葉が脳裏にちらちら…


初めてのバレエ鑑賞。
つらつらと感想などを書き留めておきます。 


今回の会場となるのは「Royal Albert Hall」。
最寄駅はSouth Kensingtonですが、そこからも徒歩10分ほど。

我が家からはちょっと行きづらい場所だなぁ、と思っていたのですがLancaster Gateの駅からまっすぐケンジントンガーデンの中を突っ切って15分。
綺麗な公園の中をお散歩気分で歩けて、意外と距離は感じませんでした。


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 イギリスでもっとも有名なコンサートホールなんですね

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正面(公園敷地内)には初めて見た巨大な塔!!
帰って調べたらビクトリア女王の夫アルバートを記念した「アルバート公記念碑」というんだそうで。

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早速中へ…
ストール席入り口を抜けると…

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いきなり正面に円形のステージが!!
バレエっててっきり普通のステージであるものだと思っていたので、円形のステージとそれをぐるりと囲む観客席の作りにびっくり!すごい会場だ~~

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今回は最前列の座席。これでも£60だったので、オペラやミュージカルよりも安い!
手すりのすぐ向こうがステージなので、手を伸ばせば届く距離にダンサー達が…!

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夫の座席の目の前にあった大道具。笑
これじゃ見えない~、ミュージカルみたいに事前に障害物ありますって教えてくれればいいのに~とぶつぶつ言っていたら、開演早々に出番が終わり移動されてなくなりました。よかった!
周囲の方もほっとされてました。笑


今回、ミュージカルやオペラと違うな~と思ったのは、プログラム進行(?)。
1幕、2幕、3幕の3部構成で、間に20分・15分と2回の休憩をはさみました。
上演時間は休憩も挟んで2時間50分。 


そしてまず始まってびっくりしたのが、一度にステージに上がるダンサーの方々が多いこと!!
開始早々の華やかなシーンでは、四方八方の観客席入口より、わさわさとダンサーたちがステージに集まり、あっという間に(推定)80名ほどのダンサーがステージ上に…!

広い円形のステージにびっしりダンサーが投入され、至る所で色んなダンスや演技が進行し…
う…うわぁぁぁぁ…」と突然の展開に圧倒されました。笑
今まで観たどのステージよりも、人がたくさんいた。


そして、バレリーナの方々の衣装が素敵なこと!
ミュージカルやオペラのように、ずしっと威厳に溢れる衣装とは対照的に、衣装がみんなふわふわ風になびいていてとても素敵。

初めてバレエシューズというものをたくさん、あんなに間近で見て、

へぇ~、これでこうやってつま先立ちするのかぁ…とか、
男の人のバレエシューズにはハイカットブーツのようなデザインもあるんだなぁ…とか、
あ!あの女の人だけ衣装の色とシューズの色が違う!間違ったのかな…とか、
あのピンク色のバレエシューズ、一番好きな色だなぁ…とか…

こんなことをぼんやり考えたりできるのも、台詞の一切ないバレエならでは。笑


ミュージカルやオペラとはまた対照的に、バレリーナの方が全員華奢で、小顔で、可憐な雰囲気の人が多いのも興味深い…。
ミュージカルやオペラとは、必要とされるものがこんなにも違うのかぁと妙に納得。

目の前で演技をされる度に、バレリーナのか細く、でも筋肉しっかりついてて、背中なんて余分な脂肪が全くない体型をまじまじと眺めてしまいました。笑


最近、オーケストラもたまに鑑賞に行くのですが、こういうバレエやミュージカルがいいなぁと思うのは、オーケストラ生演奏に加えて、演劇も一緒に楽しめるところ!一つで二度美味しい!
…貧乏性なんでしょうか。笑


この演劇に関しては、バレエって台詞や歌はおろか声を一切出さずに、ここまでストーリーを表現できるものなのかぁ…と感動してしまいました。
体の動きと、手振り、そして表情だけなのにちゃんと今どういう心境なのかが伝わってくる。


特に感動したのは、第2幕終わりの「甥っ子をロミオに殺され、怒り狂うキャピュレット夫人」のシーンと、第3幕フィナーレの「隣で死んでいるロミオを発見して、泣き叫ぶジュリエット」のシーン。

いづれも、こういうシーンなんだよ、と誰に教わったわけでもないのですが、そういうシーンなんだろうな…というのが鮮明に伝わってくる。
夫人の怒りの声や、ジュリエットの悲鳴が今にも聞こえてきそうな迫真の演技でした…。

凄かった…。


昔読んだことのある漫画で、初めてバレエを観てバレリーナになることを夢見る女の子の漫画あったけど、その気持ちわかるかもな~。

とはいえ、わたしは開脚45度が限界の運動神経0(走るのだけ得意)タイプなので、やっぱり自分とは別世界だけど。。。

とりあえずもう一回ビリーエリオットの映画を観よう~
ビリーが目指したのは、ロンドンにあるもういっこのバレエ団の方「ロイヤルバレエ」の方でしたね。
今年の冬はロイヤルバレエのくるみ割り人形観たいな~♪


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