日本では劇団四季の「美女と野獣」を観たことがあるだけのミュージカル初心者なわたしですが、せっかくロンドンにいるので、ミュージカルをたくさん観ようと思っています。


今月のミュージカルは「Wicked」。

wicked
緑のポスターでお馴染みですね

ミュージカルに詳しくないわたしは、ウィキッドというタイトルもストーリーも全く未知だったのですが、日本のミュージカルファンの間では根強い人気を誇る、結構有名なミュージカルのよう。

 
が、夫婦そろってミュージカル初心者の我が家。
チケットを手配してきた夫にストーリーを聞いてみたのですが、「う~ん、ファンタジー系…らしいよ?」とどうやら夫もあまり知らない様子。

ファンタジー系かぁ…。
今まで高評価だった、「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」とはまた違ったジャンルだな~…
ファンタジー系かぁ…。

映画にしても、本にしてもあまりファンタジー系に興味がないわたし。(ハリーポッターはさすがに観ておこうと思い、最近観だしました)
果たして、いかほどか…。


さて。
わたしはミュージカル観劇の際は事前にストーリーの予習をしていくのですが、今回は期待度が低かったせいもあり予習が後手後手に。。
これじゃいかん!と焦って取り掛かったのが当日観劇の数時間前。

まずは公式サイトで予告編をチェック。
が、その予告編を見ると、それまでの期待度が一変!

  
HPにあがっている1分ほどの予告編

なんだなんだ…!?
何だかよくわかんないけど…歌、すごい良さそう…!!!



少し話はずれますが、東京ディズニーリゾート(ランド&シー)の夜のショーありますよね。
わたしは、その夜のショーを観てあの大音響の音楽(ショーの中身でなく音楽の方)に感動して、思わず涙が出てしまうのですが、なんだかそれに通ずるものを感じる…。


こうなると俄然このミュージカルが気になってくる。
どんなストーリーなんだ!と、色々(ようやく)調べだしました。


まず、基本のウィキッドのストーリーはこちら。(以下、劇団四季HPより抜粋)

『ウィキッド』の舞台となるのは、誰もが知る名作『オズの魔法使い』の世界です。
突如現れた竜巻に巻き込まれ、魔法の国「オズ」に飛ばされてしまった少女・ドロシー。
南の善い魔女・グリンダに「家に帰りたければ、オズの魔法使いに会いなさい」と告げられた彼女は、魔法の靴を履いてエメラルドの都を目指し出発します。
しかし、やっと会えたオズの魔法使いには、「西の悪い魔女を退治しなければ願いは叶わない」と言われてしまい……。

L.フランク・ボームの描いたこの物語には、善と悪、対照的な二人の魔女が登場します。
そして『ウィキッド』は、オズに災いを招く西の悪い魔女・エルファバを主人公とした物語なのです。
なぜ、彼女は「悪い魔女」と呼ばれるようになってしまったのか?
正義とは、ひとつだけのものなのか?
『オズの魔法使い』に隠された、誰も知らない真実が解き明かされていきます。


なるほどー。
「オズの魔法使い」につながる、裏話的なストーリーなんだな…。

肝心の「オズの魔法使い」はというと、10年以上前にちらっと映画を観たことがあるような…ないような…といった程度。
オズの魔法使いのストーリーを知らなくてもウィキッドは楽しめるそうですが、せっかくなのでと思いこの際「オズの魔法使い」と「ウィキッド」両方のストーリーの予習にとりかかることに。

色んな方のネタバレブログや「あらすじ」と名のつくものを、時間の許す限り読み漁って観劇に臨みました。

※こちらでは「ウィキッド」のストーリーの詳細は省きますが、予習したサイトでとても良かったのがこちらのページ。

ストーリーだけでなく、挿入歌の歌詞(英語・日本語)まで記載されているので、英語での観劇が不安な方でもこちらを一読しておけば当日楽しめます。
全てを読み終えるのに少し時間はかかりますが、事前にしっかり予習をして臨みたい方はご参考にどうぞ♪




 

さぁ、準備万端!満を持していざ!


20140318_192442
THE APOLLO VICTORIA THEATRE
ウィキッドの劇場はビクトリア駅の目の前にあります。
てっきり他の劇場と同じでウエストエンド辺りだと思いこんでました。
観劇をご予定の際は、場所に注意!

BlogPaint
劇場へ入ると部屋一面がグリーン
既にウィキッドの世界が始まっているようでわくわくします♪

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劇場内の様子。
過去に観たミュージカルの劇場の中で、一番広かった!
それだけ人気ということですかね!
客層は若い人が多く、ティーネイジャーの女の子のグループなんかもちらほら。


で、観てきたわけですが…
これが予想をはるかに超えて、すごく良かった…!!


まず、
劇中歌が全部、とても耳に残る良い歌ばかり。
そして抜群の歌唱力

ミュージカルを観るたびにいつも思うのですが、あんな風に歌えたらどんなにか気持ちいいだろうなぁ…とため息が出てしまいます。
今回はため息がでっぱなし。
特に前編クライマックスのエルファバ(主人公である緑の魔女)の歌唱力と歌には、全身鳥肌&感涙…。


そしてそんな歌に加えて、 ストーリーがもの凄く良い!!
ファンタジーだし…と甘くみていたら、結構どろどろの三角関係とか、モテモテブロンドガールの代表のようなグリンダ(西の善い方の魔女)にアメリカの価値観を垣間見たりとか、異質扱いされるエルファバの気持ちとか強さとか、親友との決別とか…

色んなものが詰まってる、深いストーリーだなと感じました。
初めてエルファバがエメラルドシティに降り立った時の気持ちを思うと…(と、当日はここでまた感涙。。)


見ごたえ抜群、聴きごたえ抜群で、観終わった直後に今すぐにでももう一度観たい!と思ってしまうほど良かったです。

過去に見たミュージカルと少し比較をすると、
「オペラ座の怪人」や「レ・ミゼラブル」ような、華麗なダンス・衣装・アクロバティックな演出といったような華々しさはないのですが、何といっても見どころは、そのストーリーと歌かなぁと思います。
(ので、きらびやかなミュージカルを視覚的に楽しみたい!という方には、個人的には「オペラ座の怪人」がおすすめです☆)

今回は劇中使われている英語も難しい単語や言い回しがなく、理解しやすかった点もよかったな♪


と、いうことで。
恒例のミュージカルランキングですが…(過去のランキングは 「ロンドンミュージカルを勝手にランキング!」にて)
今回の「ウィキッド」、もちろん堂々の最高ランク入り!


【最高!】:ロンドンにいるうちに必ずもう一度観たい!
◎ウィキッド
◎オペラ座の怪人
○レ・ミゼラブル


【凄く良い!】:必ずではないけど、機会があればまた観たい
マンマ・ミーア(既に2回観てしまった)

【良い!】:上位2項目に比べるとやや劣ってしまうものの、観れて良かった!
サウンド・オブ・ミュージック
ビリー・エリオット
ライオンキング
Jersey Boys


オズの魔法使いのストーリーをご存じの方は、あのかかしやライオン、ブリキの過去や、なぜかかしやブリキになってしまったのか…というところも描かれているので、その繋がりが見えるときっと楽しめると思います♪

ちなみに、特筆すべきは衝撃のラスト…。
あんなにストーリーの予習をしてかかったのに、まさかあんなラストが待っていようとは…。
まさに開いた口が塞がらない状態でした。
気になる方はぜひ劇場で♪


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