先日、ふと雑誌で見つけた大英博物館のイベント情報に目が釘付けになったわたし。

Vikings ~Life and Legend~
(展示期間:3/6~6/22)

 
帰宅後に大英博物館のHPをみていたら、こんな動画を発見!

バイキング…
海賊…

妖しい響き…。

ノルウェー旅行の際、お土産にバイキンググッズが溢れていたことから密かにバイキングの存在が気になっていたわたし。

それまでは、バイキング(海賊)と聞いて浮かぶのは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のイメージだけで、初めてノルウェーでバイキンググッズを目にした時は、こんなにほのぼのとした人の優しい国に、どうして海賊グッズが…と訝しがっていました。

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これはノルウェーからお土産に買って帰ったチーズボードセット。
使ってみたらバイキングの口がスライサーになっていて便利!
ノルウェー旅行記はこちらから ♪


ちなみに今書いていて、ふと。
日本語だと海賊って訳するけど、「パイレーツ:Pirates」と「バイキング:Viking」ってどう違うんだろう…?

調べてみると、

【Pirates】
海賊の総称


【Viking】
8世紀から11世紀にかけて、スカンジナビア半島やデンマークを根拠地として、海上からヨーロッパ各地を侵攻した北方ゲルマン民族のこと

という違いがあるよう。
ふむふむ。パイレーツの中でも北欧あたりを拠点としていた1グループをバイキングと呼ぶんだな…


何はともあれ、「海賊」。
日本では海賊なんて言葉まず日常会話に挙がることがなかったので、遠い遠い時代の遠ーい世界の話(=映画の中の世界)でした。

…がしかし。
こちらの人々にとっては、そうでもないよう。
海賊の存在がいまだに(!)身近なものらしい、という衝撃的事実が判明したのが昨年の暮れ。
夫の職場の同僚の方と話していたときに、その方の趣味がヨットだという話に。

いいな~、乗りたいな~、と軽く話をしていると、
ソマリアの方だけは行きたくないけどね。海賊(パイレーツ)に遭いたくないから。

とさらり。

えっ、海賊って今もいるの…?汗

思わず聞き返すと、何言ってるんだ!当たり前だろ!といった勢いで返されました。。

この現代社会に、未だ海賊というものが存在してるなんて。。
帰宅後調べると、確かに「ソマリア沖の海賊問題」といったワードがネット上に溢れている…。
知らなかった…。

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ソマリア海賊の脅威度を示した地図(Wikipediaより)
なんとタイムリーに、政府が本日(12日)にソマリア沖の海賊動向をまとめた「2013海賊対処レポート」を発表したそう。昨年の海賊事案発生件数は15件(昨年度比80%)だそうです。
気になる方は内閣官房HPでどうぞ…



前置きが長くなりましたが、ということで。
行ってきました!大英博物館! 

今回はViking展なので、海賊の中でも 「(※再掲!)8世紀から11世紀にかけて、スカンジナビア半島やデンマークを根拠地として、海上からヨーロッパ各地を侵攻した北方ゲルマン民族」の方ということですね!


ひとりで来るのは3度目の大英博物館。
ゲートを抜けると、目の前になんとが…!!! 

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船だー!!!と、駆け寄りたい気持ちを抑えて、早歩きで接近。

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海賊船のレプリカだそう!


早速屋外に現れた特別展示品に、期待が高まります。わくわく。

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巨大なポスターの下をくぐって、館内へ。

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グランドフロアのこの巨大ポスターが入り口の目印です。

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入り口の名前をみると、THE SAINSBURY EXHIBITIONS GALLERY…。
赤オレンジ色のスーパーの袋がちらちらと脳裏に…


さて、ここからは撮影禁止なので写真をお見せできないのが残念なのですが…
入ってすぐのチケットカウンターでチケットが買えます。
大人£16.5…。

普段無料で見学している博物館内で、チケットに£16.5払うことにひるみます…が、今日はこのためにやってきたので意を決してチケット購入。
オーディオガイドもレンタルできますが、こちらも有料(£4.5だったかな?)のうえ日本語はなかったのでパス。


簡単な手荷物検査を受け中に入ると、予想外にものすごい人・人・人…!!!
ずらぁっと人が列をなしていて、展示棚までじわじわと近づいていくペース。

有料の展示を見るのは初めてですが、いつもこんなに混んでるのかな?
それともバイキングが人気なのかな…?

ひとつの棚を見終わったら、次の棚まで(といっても1mくらい)また何もないところでまだかなー、まだかなーと次の展示品を待ちます。
ただ、列が先へ進むのが恐ろしくゆっくりなので、ひとつの棚の前では十分すぎるくらいじっくり鑑賞できました。

初めの方は展示ケースの中に、当時のバイキングが身に着けていた宝石や船の装飾品などが並びます。
辺りから聞こえてくるのは「so beautiful...」という感嘆の声。
美術品などに疎いわたしには、青錆びのついた歴史ある銀の装飾品の美しさがわからない…

客層は年配の人と、おじさま・おばさまが多かったかな~
東洋人は見当たらず。


その後もいくつかの小部屋を抜けつつ、細々とした展示品が続きます。
バイキングの武器(剣や斧)、ヘルメット、主に男性が身に着けていたアクセサリー…

歴史的に価値あるものが、誇張されず等身大で淡々と飾られているのはすごく価値あることなのだとは思いますが…
もっと…なんかこう、バイキングのイメージを掻き立てるような、圧倒されるようなものはないのか…!
と半ばうずうずしながら歩を進めていくと、ありました!

細い通路を抜けた大広間に突如現れたのは、巨大な船(の骨組み)!

でーんと飾られたその船。
縦の長さ、25mプールくらいあるかな~と思って見てみたら、なんと長さ約37m、横幅約4m
100人乗りの巨大なwarship!(戦闘用の船…といった感じかな?)

1996~1997年にデンマークで発見された、今までに発見されたバイキングの船の中で最も巨大なものなのだそうです。

100人乗りという巨大な船だとはいえ、長細~~い船。
会場内にはバイキング船で航海するイメージ映像なんかも流れているのですが、こんな長細い船で荒れ狂う冷たい海を航海って…恐いな。。というのが率直な感想。。

こんなにも長細いと転覆しやすかったりしないんだろうか。
横幅4mって、意外と狭くてびっくりします。
大人が二人寝転がったらもう船の両端に足が届きそう‥


最後の最後で、どっぷりかつてのバイキングに思いを馳せることのできたバイキング展ですが、他にも、

・バイキングは略奪や人さらい(奴隷)といったマイナス面だけではなく、実は立ち寄った先々で文字や芸術、経済システムなどを伝えるといったプラス面の役割も果たしていたこと

・UK内では、地理的にスカンジナビア半島に近いスコットランドがバイキングの脅威に長年脅かされ、人々が奴隷として連れ去られていっていたこと

・今日使われている英単語の中には、バイキングがもたらしたと考えられるスカンジナビア語(?)がルーツとなっている単語があること(sisterやeggなどがそうらしい)


など、知ると思わずへぇ~となってしまうような情報も。
充実の2時間半でした。

日本ではなかなか触れることのできないバイキング展。
6月22日までです!

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海賊の画像を検索していたら、気になるものが…。
知れば知るほど気になる、海賊…


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