年末年始、どこへ行こうか…
イギリスからの人気の旅行先は一体どこなのか…

と頭を悩ませていたのも、振り返ってみるとあれは8月。
(今読み返すと懐かしい。「年末年始、イギリス発の旅行先について」)
ついに行き先も決まり、あとは荷造り・出発を残すのみとなりました。

行き先は、未だ見ぬアフリカ大陸:ケニアのマサイマラ

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タンザニアとケニアにまたがるマサイマラ国立保護区(公園)は大型動物の宝庫らしい!
あぁ~、シマウマしまうま。野生のしまうまが見たい!
(写真がきりんなのはわかってます)

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マサイマラという地名の由来は「マサイ族(村)」と「マラ川(ヌーの大群が川渡りをするところ!)」なんだとか!
マサイ族ってきっとこんな方々… 。ひざを曲げずにものすごい跳躍力だそう!


そしてやっぱり捨てがたかった!インド洋に浮かぶリゾート:モーリシャス

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真っ白な天然白浜のビーチ…
(さすがに画像加工されているのでは?という疑問を、自らの眼で確かめてきます)

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島南西部端にそびえ立つル・モーン山(標高なんと556m!歴史的背景より世界遺産登録)


うーーーん、どっちも捨てがたい…!
迷いに迷った末、もうここは一生に一度!と奮発して2か所いくことにしました。

前半5日間はケニアのマサイマラ国立保護区でサファリ
野生の王国で毎日砂まみれになり、カバの鳴き声で目を覚ます(らしい)生活を過ごした後、無事に動物に襲われることがなければ、後半5日間は「インド洋の貴婦人」と称される(らしい)南国リゾートで何もしない生活へ。


現在出発に向けて着々と準備中なのですが、初のアフリカ大陸。
準備も一筋縄ではいかなかった。。


準備について語る前に、まずは位置の確認。

位置(拡大)
行きはロンドン~ケニア(ナイロビ)~モーリシャス、帰りはモーリシャス~パリ~ロンドン。
ケニアはアフリカ大陸の東側、ちょうど赤道が通っています。
モーリシャスは地図上赤点なのですが、インド洋マダガスカル島のもっと東にある小さな島。(国土は沖縄本島の1.5倍ほど)


まずアフリカサファリが決まり、そこから「この時期、南国を求めるならインド洋までいかないとだめよ」というイギリス人大家さん助言のもと、ケニアからアクセスの良いインド洋沖のリゾート地は…
ということで探したところ、セイシェルとモーリシャスが浮上。 

シーズンや観光情報、過去の旅行記を見比べてももうどっちがどっちがわからなくなってきたところ、既に8月の時点で良さそうなホテルは軒並み満室を迎えつつある中で、ちょうどモーリシャスのホテルに空きがあったので、最後はえいっと決めました。

ちなみに、今調べていて初めて知った「ケニアは赤道直下の国」という事実。

無題
大きい地図で見てみると、過去に訪れたインドネシアのバリ島が赤道よりちょっと南だったことを知り、ちょっと親近感。


さて、準備。
まず何が大変かって、リゾート地であるモーリシャスは置いておいて…問題はケニアのサファリの方
調べれば調べるほど意外と大変なことがわかってきました。 


ケニアのマサイマラで5日間サファリをするといっても、まさかテントでキャンプをするはずはなく(一晩で野生動物にやられそう…)、しっかりした大型施設に宿泊します。
(今回行き先に決まるまで知らなかったんですが、今やマサイマラは一大観光地で、周辺には大型でラグジュアリーな宿泊施設がたくさん!)

それで安心しきっていたのですが、いざ準備を始めようと「アフリカ旅行」とネットで検索すると、真っ先に出てくる検索ワードは「予防接種」。


実は今回の私たち、この旅行に先駆けてひとつの予防接種を済ませていました。
それは「黄熱病」。(黄熱病と聞くと、野口英世が頭に浮かびます…。蚊を媒介に感染し、かかると致死率50%だそうです。)

ケニア出入国時には問題ないのですが(任意という意味)、ケニアを経由して入国するモーリシャスにて、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められる場合があるとのことなのです。
ビーチリゾートを目の前にして入国拒否されたらシャレにならない。。

その情報をいち早くキャッチした夫は、(主に旅行目的での予防接種を行っている)トラベルクリニックを予約。

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極度の注射嫌いで顔が引きつり、体ものけぞる私を夫が激写…


黄熱病の予防接種は生ワクチンで、生きた病原体を少量体内に摂取し、弱い感染状態を作り免疫を生成するんだそう。
感染状態になるため、接種後「25%以下」の人に筋肉痛・頭痛・微熱…といった副作用が見られるそうですが、どうやら私たち夫婦はその「25%以下」に該当してしまった模様。。

25%ってよく考えたら、4人に1人ってことを考えると結構高い確率だよな…。

副作用と言っても、夫婦ともに倦怠感、風邪のような体調不良状態が約3週間ほど続いただけなのですが、何となく体調がすぐれず、毎日微熱で、どこにも出かけたくないというのが約1か月も続くと、気分がすさんでくる…。

何はともあれ、こうしてゲットしたイエローカード

BlogPaint
 この一枚のカードのために、11月を丸々犠牲にしたといっても過言ではない…!

でもこの黄熱病ワクチン、1度受けたら10年間有効だそうで、これでアフリカ以外の黄熱病常在国にも臆することなく行ける!!(例えばブラジルとか…)

そうそう。余談ですが…
メキシコでの結婚式(メキシコ人×ブラジル人カップル)に出席し、ブラジル人の親日で陽気で温かい人柄に触れて以来、いつかブラジルにも行ってみたいな~と思っているのですが、ブラジル人の彼女曰く、黄熱病常在地域出身である彼女はどこへ行くにもこのイエローカードが必要なんだとか。
大変なんですね…

ちなみにその後別件で、別の病院へ行ったところ、現在イギリス国内では黄熱病ワクチンが不足していて、予約を受け付けていない病院が多いそうです。
ギリギリのタイミングで打つことができてよかった…!


さぁ、これで打つべきものは打ったし一安心!
…と思いきや、ここで何気なく話していた大家さんより思いもよらぬ情報が。

「ケニア旅行の準備は進んでる?」
「yellow fever(黄熱病)の予防接種に行ってきたよ。その後体調が悪くて大変だったー」
「それは大変だったね。それで、他の予防接種はいつ受けるの?」


…え?

何を隠そう、実はケニア出身の大家さん。
もうイギリスに住んで長いものの、幼少期はケニアで過ごしたそう。

その大家さんいわく、ケニアに行くんであれば他にも受けるべき予防接種はたくさんある、と…。

そういえば、黄熱病ワクチンを打ちに行った時もお医者さんとの問診時に、他の予防接種の希望を聞かれ、今のところ考えてないですと答えたところ、ものすごく怪訝な顔をして脅されたっけ…。
致死率100%の病気があるだの(その時は病名が分からなかったけど多分狂犬病?)、実生活でも打って困りはしないから打っておけだの…(こちらはきっとA型肝炎とかその類…)。

黄熱病ワクチンに既に1人£80を支払っているわたしたち。

予防接種も大変よね…と気遣ってくれる大家さんに、
「うーん、でもお金もかかるしまた具合が悪くなるもの嫌だし、とりあえず今回はいいや~」

と軽く受け流そうとすると、大家さんの表情一変。

「…I'm serious.」
意訳:冗談で言ってるんじゃないのよ、なにをヘラヘラしてんの。


そこで、PCを持ってきて検索しなさいと命じられ、検索させられたのがこのサイト。
UK TRAVEL VACCINATION SERVICE
http://www.travelvaccination.co.uk/

旅行用予防接種案内のページで、渡航先を入力すると推奨予防接種がわかるサイト。
予防接種を行うトラベルクリニックも検索できます。

言われるがまま「渡航先:ケニア」で検索すると、ずらぁっと推奨ワクチンが出てくるのですが、先だって受けた黄熱病に加え、A型肝炎、ポリオ、ジフテリア、マラリア…など聞き覚えはあるけどなんとなく恐い病気という認識しかない病気名がずらり。

この単語を眺めているだけでも恐いのに、加えて大家さんによる、いかに病気にかかると恐ろしいか(家族の体験談)という熱弁、そしてケニア(ナイロビ)の治安の悪さについての話…

実際にマラリアにかかってしまったお母さんの話や、ナイロビの空港からは間違っても自分たちで決して一歩も外に出るななどなど…

…こーわーいー!涙。


大家さんのあまりの迫力に、思わず半泣きになりながら
ちゃんと予防接種受けます。マラリアの予防薬も飲みます。(マラリアは注射でなく、飲み薬)」
と約束をし、仕事から帰宅した夫に真っ先に報告。

この会話から数日間は、大家さんの呪いのように(失礼!)予防接種、絶対受けなきゃ!ケニアでは今までみたく個人旅行ではなくて、ちゃんと送迎つきの業者にお願いしなきゃ!ということで頭がいっぱいでしたが…

日が経ち、引き続き情報収集もしていくうちに次第に冷静に。
スーパーで手に入るという手軽なマラリアの予防薬(それでも渡航前~後に渡って毎日欠かさず飲み続けるそう)はきちんと飲むとして、お金のかかる予防接種はどうしようか…

言いだすとキリのない推奨予防接種の種類の多さに、どうしようかな~と決め切れずにだらだらと日にちだけが過ぎていき…


結論。
他の予防接種は受けないことに決めました。
(大家さん、ごめんなさいっ)


過去にアフリカを観光目的で訪れた日本人の方のブログなどを読むと、意外と何の予防接種もなしで行かれている方が多いことと、過去に同じくサファリに行かれた方によると、(色んな病気を媒介する)蚊は意外とマサイマラ周辺にはいない

そして何より、何の予防接種にせよ(ごく稀ではあるものの)ひどい副作用も報告されており、体にとって異物であることは間違いないので、(短期の旅行の場合は特に)安易な予防接種は勧めない、との情報が数多くあったからです。

以上のことを加味しての決断ですが…
この決断が吉と出るか、凶と出るかは今のところ全くわかりません。

まぁ、最大限予防に努めて、それでも運悪く何らかの病気になったとしても死にはしないだろう…!


ちなみに、これだけはちゃんと飲もう!と決めていたマラリアの予防薬ですが、いざSainsbury's内にある大きな薬局に買いに行ったところ、ケニア内でも訪問先がシティではなくサファリ地帯になる場合、通常スーパーやドラッグストアで手に入る予防薬ではなく、入手には病院の処方箋が必要となるそう…。
ということで、こちらも上記の理由(+金銭面の負担)を加味し、服用を断念。

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マラリアタブレットのイメージ画像


ということで、「最大限の予防」を図るべく、次に考えるのは旅行への持ち物。
軽く考えてたけど、アフリカに行くって大変だ~~

次回へ続く。

次回:手荷物編


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