スペイン旅行ブログの続きです。これまでのあらすじはこちらからどうぞ。
1)スペイン旅行~旅行に至るまで
2)スペイン旅行~1日目:噂のライアン
3)
スペイン旅行~1日目:マドリッド 
4)スペイン旅行~1日目:気になる正体
5)
スペイン旅行~2日目:セビーリャの可愛いホテル


2013年7月13日(土)

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南のアンダルシア地方を訪ねるにあたって、とても楽しみにしていたこと。
夏のヒマワリ畑、アンダルシア地方の白壁に咲き乱れる花、眩しい太陽…
そして、「宗教」。

事前に予習したところによると、アンダルシア地方にはイスラム色が色濃く残るらしい。
それは、かつてのイスラム勢力が北アフリカから進出してきた玄関口が、アンダルシア地方だった、というのが、理由らしい。

わたし自身宗教には全く疎く、キリスト教に関しては恥ずかしながら、カトリックとプロテスタントの意味や違いもよくわかっていなかったくらい。
イギリスに来て、周りに教会が溢れているので自然と「宗教って何だろう?」と考えるようになり、少しずつ勉強を始めたところです。
わたしにとっての宗教は、未知のもの。
そして、少なくとも今の生活からは程遠いもの。

そんなわたしにとって、キリスト教とイスラム教の両方が、色濃く残るというアンダルシア地方は、まさにエキゾチックそのもの。
魅惑の地、好奇心、不安、期待…色んな感情が混ざり合うような不思議な興奮。


実際、セビーリャはそんなわたしに色んなことを考えさせてくれる町でした。
今回は、少し観光の話とはずれますが、そんなセビーリャの宗教色をメインにご紹介します。


ホテルを出て、まず訪れたのが「まぁ、まずは軽く一杯♪」ということでバル。
シエスタに入るのか、お昼すぎの閉店間際に滑り込んだお店がこちら。

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中に入ってみてビックリ。
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壁一面を埋め尽くすほどの、キリスト、そして聖母マリアの絵…。

イエス・キリストの磔の絵って、何度見ても慣れません。
きちんと聖書を読んだこともなく、キリスト教信者ではないわたしから見ると、直感的に痛い、苦しい絵に見えてしまうのです。
もちろん、その絵も大きなポスターとなり壁を飾っています。

わたしにとっては、異色の場所。足を踏み入れてはいけないところに踏み入れてしまったような…
なんだか圧倒されてしまいました。

ただ、このような宗教色の濃い場所に慣れていないから、というせいもあります。
でもなんというか…
人にとって宗教って何だろう?と考えずにはいられませんでした。

このことを神妙な面持ちで夫に話すと、けろっと一言。

ああいう絵を飾ってあるからといって、信仰深いとは限らないよ。京都と一緒。町中に神社や仏閣なんかが溢れてるけど、じゃあ京都に住む人達が熱心な仏教徒かというと、そうじゃないでしょ。それと一緒だよ。


なるほど…。そう言われてみれば確かにな~。
言われてみれば、バルの店じまい支度をしているお店の兄ちゃん、敬虔なキリスト教に見えるか、見えないか…でいうと、見えない。(失礼!)

そういうものなのでしょうか。
あれらの絵はもう、ただの飾りなのでしょうか。
それとも、深い信仰心の現れなのでしょうか。。


そしてもう一つ。気になっていたのが、イエス・キリストの絵と並ぶ、大量の聖母マリアの絵。
イエスよりも圧倒的にマリア様の絵のほうが多い。


実は、スペイン、そしてポルトガルの2国からなるイベリア半島は、聖母マリアを守護神として誇りとし、マリア信仰が根付く土地なのだそうです。
13世紀頃より地中海、南ヨーロッパ一体でのマリア信仰は圧倒的だったものの、ここイベリア半島で絶大なマリア人気が沸き起こるのは20世紀初頭。

ポルトガル中央部に位置する小さな村、ファティマに聖母マリアが現れ、カトリック教会がその出現を公認したことにより、聖地として一大巡礼地となったことがきっかけなのだそう。

町中で見つけた聖母マリア

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本当にたくさんあります。

しつこいですが改めて、宗教って何だろう…と考えてしまいます。
実家の仏壇に毎日手を合わせて、お線香をあげることと一緒なのかな…。
わたしが仏壇に手を合わせて日々の報告をご先祖様にしている時、セビーリャの人々はマリア様に同じように日々の報告や祈りを捧げているのかな…。

色々と考えさせられる地、セビーリャです。


最後の一枚。
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さきほどのバルの外壁の絵。
白装束に、頭まですっぽりかぶった三角帽子…何だか、ドキッとしてしまいます。

後で知ったのは、ここセビーリャはセマナ・サンタ(聖週間)にスペイン全土で行われる宗教的行事の中でも世界的に有名な地、だということ。
絵にあるような、三角のとんがり帽子を頭からすっぽりかぶった信者会員に続き、十字架を背負うキリストや、ガラスの涙が頬をつたうマリアの神輿が行列するらしいです。

いつか、こんな行事も見てみたいな。

次回は通常のセビーリャ観光について!
セビーリャは闘牛でも有名な地なんですよ。


つづく。

スペイン旅行記の続きはこちら
次回:「マエストランサ闘牛場


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